2019年12月15日日曜日

このブログについて

何かの本で、文章を書く訓練には短文から始めるのがいいと書いてあったのを思い出しました。そう言えば、清水幾太郎に『論文の書き方』(岩波新書)という本がありましたね。彼は学生時代に1000字の書評から文筆稼業に入ったそうです。

う~む、私はもう72歳。書きたいことは山ほどあれど、頭と体がついていくかどうか。1000字はけっこう骨ですよ。じゃあ、何字から?

書棚をひっくり返すこと1時間(そんなにかかるほど本はないのにね)、ありました、『800字を書く力』(鈴木信一・祥伝社新書)です。著者によれば、書評や新聞のコラムなどの平均が大体800字なのだそうです。ですから、まあこのくらいから始めたらいいかと。私も安直ですね。

じゃあ、ここまでで何文字くらいだと思いますか?まだ300字ほどなんですね。800字と言えば、この2倍以上。本当に継続できるんだろうか。ちょっと心配になってきました。

でも、やると決めたからにはやらねばならぬ。しようと思ったことをせずにいると、やって失敗した時よりもダメージが大きいという研究結果があるそうです。確かに、もやもやは残りますよね。だからこそ、頭と体の続く限り書いていこうと思います。

私は、様々な病気を抱えた身体障碍者です。手足は若干不自由ですが、頭は何とか動いている。あと10年生きれればいい方なので、これまでに書いてきた文章を集めたブログを2つ作りました。しかし、それだけでは物足りない。そう思ってこのブログを始めました。

タイトルの「日乗」は日記のこと。永井荷風の『断腸亭日乗』が有名です。実を言えば、これをパクって『漫々亭日乗』と名付けたのです。もう一つ、サブタイトルの「瘋癲老人」は、谷崎潤一郎『瘋癲老人日記』からいただきました。

瘋癲の名に恥じず、あっちブラブラ、こっちブラブラ、好きなことを思いついた時に書きていきます。乞う、御期待。

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