2020年1月6日月曜日

超新星が見えるかな?

オリオン座の一等星ペテルギウスに何か異常が起きているのではないか、天文学者たちがそういう危惧を持っているそうだ。ペテルギウスの光度がまれにみるほど下がっているのだ。もっとも、この星は変光星なので暗くなるのは当然なのだが。ただ普通の減光とは規模が違うらしい。

ペテルギウスは太陽の1000倍の大きさと20倍の質量を誇る赤色超巨星である。赤色超巨星は星の進化の最終段階だと言われている。星の大きさなどによって最後の姿は異なるが、ペテルギウスの最後は超新星爆発を起こすのではないかと思われている。

天文学者によると、超新星爆発の前に光度が極端に下がるらしいので、現在の(正確には今見えている)ペテルギウスは近い将来超新星爆発を起こす可能性がかなり高いそうだ。とはいえさすがに天文学の世界。すぐにというのが何百年も先のことかもしれないのだけれど。

ペテルギウスが爆発して、その光が地球に届いたら、真夜中でも影が出来るくらいの明るさになるということだ。そうなるとオリオン座の姿も変わってくるかもしれない。待ち遠しいが私が生きている間に遭遇する可能性は低いようだ。残念!


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